はじめに:求人サイトを検索して絶望していませんか?
移住を考えた時、まずスマホで「〇〇県 求人 事務」と検索し、その給与額の低さ(最低賃金スレスレ)や、求人数の少なさに絶望した経験はありませんか?
断言します。私たちアラフィフ世代が、田舎で現職と同じような「好条件の正社員」を探そうとするのは、砂漠でダイヤモンドを探すようなものです。
田舎暮らしで生き残るための正解は、一つの大きな収入(給与)に頼ることではなく、**「小さな収入を複数組み合わせること」です。 今回は、私が計画している「田舎でのポートフォリオ・ワーク(複業)」**についてお話しします。
戦略1:【地べたの仕事】地域に溶け込む「肉体労働」
(目標収入:月3〜5万円)
まず覚悟しなければならないのは、ホワイトカラーのプライドを捨てることです。田舎には「人がやりたがらない仕事」がたくさんあります。
- 草刈り・農作業ヘルプ: 時給は安いですが、需要は無限にあります。特に高齢化した農家さんの手伝いは、現金収入以上に「野菜のお裾分け」や「地域での信用」という見えない資産を生みます。
- シルバー人材センター・管理人: 施設の管理や清掃など。派手さはありませんが、確実に現金になります。
- 送迎ドライバー: 過疎地では「足」が不足しています。第二種免許があれば、地域の貴重な戦力になれます。
これらは稼ぎこそ少ないですが、**「地域の一員として認めてもらうための入場料」**と考えれば、これほど効率の良い仕事はありません。
戦略2:【クラウドの仕事】大阪のキャリアを活かす「リモートワーク」
(目標収入:月5〜10万円)
ここが私たち都会組の生命線です。 「田舎に移住する=農業をする」と決めつける必要はありません。涼しい古民家の縁側で、パソコンを開けばいいのです。
- オンライン事務・経理: 中小企業の経理代行や、資料作成など。大阪時代のスキルがそのまま活かせます。
- コンサルティング・スポット顧問: 長年の業界経験を活かし、「週1回、Zoomでの会議参加」や「アドバイザー契約」を結ぶ。
- ITサポート: 田舎では「スマホの使い方が分からない」「Wi-Fiが繋がらない」だけで大ごとです。地域のIT駆け込み寺になれば、ちょっとしたお小遣い稼ぎになります。
「体は田舎、仕事は東京・大阪」。 このハイブリッドこそが、50代移住者の経済的安定のカギです。
戦略3:【趣味の仕事】好きを小さく売る「小商い(こあきない)」
(目標収入:月0〜3万円 ※将来の伸びしろ)
最後に、本来の夢であった「やりたいこと」を小さく始めます。
- ネットショップで販売: 自分で育てた野菜、DIYで作った作品、拾った流木などをメルカリやBASEで売る。
- 週末だけの宿・カフェ: 自宅の一部を開放して、Airbnb(民泊)や、週末カフェをやる。
- YouTube・ブログ: 田舎暮らしのリアルを発信して広告収入を得る。
これらは最初は赤字かもしれません。しかし、会社員時代には味わえなかった**「自分の商品でお金を頂く喜び」**があります。
シミュレーション:これが私の「月収15万円」計画
定年後の年金受給までの間、あるいは早期退職後の生活費として、私が想定している内訳はこうです。
| 仕事の種類 | 内容 | 想定月収 | 備考 |
| ① 地べた | 農作業手伝い・草刈り | 3万円 | 地域貢献・体力作り |
| ② クラウド | 週2日のリモート経理 | 10万円 | 確実な生活費の基盤 |
| ③ 小商い | 趣味のDIY品販売 | 2万円 | やりがい・お小遣い |
| 合計 | 15万円 | +配当金・貯蓄取崩し |
これなら、どうでしょう?
「月30万稼ぐ正社員」を探すより、ずっと現実的で、何より楽しそうではありませんか?
結論:会社にいる間に「自分の値札」を確認せよ
会社の名刺を捨てたとき、あなたは「何ができますか?」と問われます。
「部長ができます」「承認印が押せます」では、田舎では1円にもなりません。 でも、「Excelのマクロが組めます」「経理処理ができます」「体力には自信があります」なら、仕事は必ずあります。
定年まで会社にしがみつくか、早期退職するか。 その判断基準の一つとして、今のうちにクラウドソーシングサイト(ランサーズやクラウドワークスなど)に登録し、**「今の自分は、会社の看板なしで月いくら稼げるのか?」**をテストしてみることをお勧めします。
その金額が、あなたの「自由への切符」の値段です。
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