米ぬかを発酵させて作る肥料を**「米ぬかボカシ肥」と呼びます。 「発酵」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、基本は「混ぜて置いておく」**だけ!
今回は、初心者の方でも失敗しにくい、空気を好む菌を利用した**「好気性発酵」**の手順をご紹介します。特別な菌を買わなくても、身近なもので作れますよ。

1. 用意するもの
まずは材料を揃えましょう。比率は「重さ」ではなく「容積(バケツ一杯など)」で考えてOKです。
- 米ぬか: 10
- 油かす: 2〜3(あれば窒素分が強化され、よりパワフルな肥料になります)
- 水: 適量
- 菌の種: 腐葉土をひとつかみ、または「納豆の空きパック」を洗った水
- Point: 納豆菌は非常に強力で、発酵を力強く助けてくれます!
2. 作成の手順
① 混ぜ合わせる
まずは米ぬかと油かすをムラがないようによく混ぜます。
② 水を加える(ここが最重要!)
水を少しずつ加えながら混ぜていきます。
- 目安: 手でギュッと握って「団子」になり、指でつっつくと「ホロリと崩れる」くらいの硬さ(水分量40%程度)がベストです。
③ 保管する
通気性の良い袋(麻袋や、古い土の袋に小さな穴をあけたもの)に入れ、雨の当たらない場所に置きます。
3. 仕上げと完成のサイン
- 切り返し: 2〜3日に一度、袋を振ったり中身を混ぜたりして空気を入れ替えます。
- 温度: 数日で発酵が始まり、中心部が 40°C〜50°C くらいまで熱くなります。生きている証拠です!
- 完成: 約1ヶ月ほどして熱が下がり、甘酸っぱい香りや味噌のような香りがしてきたら大成功です。
失敗を防ぐ3つのコツ
- 水分量は「控えめ」を意識 水が多すぎると腐敗(ドブのような悪臭)の原因になります。「少し乾燥気味かな?」くらいが安全です。
- 温度が上がりすぎたら混ぜる 60℃ を超えると良い菌が死んでしまうため、熱すぎる時はよくかき混ぜて温度を下げてあげましょう。
- 冬場は「保温」してあげる 気温が低いと菌の活動が止まってしまいます。日当たりの良い場所に置くか、古い毛布を被せるなどして温かく保つのがコツです。
【裏ワザ】もっと手軽に!「土中発酵」
「袋で管理して混ぜるのが面倒……」という方には、畑に直接穴を掘って作る**「土中ボカシ」**がおすすめ。
米ぬかと少量の土、野菜くずなどを混ぜて埋めるだけで、土の中の微生物が勝手に発酵させてくれます。これなら植え付けの1ヶ月前に行うだけで、準備完了です!
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