収穫後のひと手間が味を変える

試し掘りから2週間経過。サツマイモの収穫が終了しました。
酷暑の影響がどう出るか心配でしたが、サイズ・量ともに上々の出来かなと自己評価です。
すぐに食したいところですが、ちょっと待った!です。
🌾 掘りたてサツマイモは実は甘くない?
家庭菜園で苦労して育てたサツマイモ、掘りたてをすぐ焼き芋にしたくなりますよね。
でも実は、収穫直後のサツマイモはまだ甘くありません。
収穫したばかりの芋にはデンプンが多く、時間をかけてそれが糖に変わることで甘くなります。
この期間が「追熟(ついじゅく)」と呼ばれる工程です。
🔥 追熟で甘くなる理由
サツマイモの中では、収穫後も呼吸が続いています。
その過程でデンプンが分解され、麦芽糖やショ糖などの甘み成分に変化します。
理想的な追熟環境は以下の通りです👇
| 条件 | 理想値 |
|---|---|
| 温度 | 13~16℃ |
| 湿度 | 85~90% |
| 期間 | 約2週間~1か月 |
🧺 追熟のやり方
土を落とさずに収穫する
→ 傷がつくと腐りやすくなるため、優しく扱いましょう。
日陰で2~3日ほど乾かす
→ 表面を乾燥させ、余分な水分を抜きます。
新聞紙で包み、段ボール箱へ
→ 芋同士が直接触れないように並べます。
風通しのよい室内に保管
→ 直射日光・冷気・高温はNGです。

🍬 追熟期間の目安
1か月以上:しっとり系スイートポテトにおすすめ
2週間後:ほんのり甘みが出る
3~4週間後:焼き芋に最適の甘さ
🍠 まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|
| 追熟とは | 掘りたて芋を寝かせて甘くする工程 |
| 理想環境 | 13〜16℃、湿度85〜90% |
| 期間 | 2週間〜1か月 |
| 保存場所 | 風通しのよい常温の暗所 |




