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トマトが赤くなる理由とは?家庭菜園で知っておきたい熟成の仕組み

暑いですねー。連日の30度超え。1週間ぶりに畑に行くと先週まで青々としていたトマトの第1果房が色付いていました。

家庭菜園で育てる野菜の中でも、人気の高い「トマト」。苗を植えてから花が咲き、実がなり、少しずつ赤くなっていく姿は、育てる喜びを感じさせてくれますよね。

でも、「なかなか赤くならない」「いつ収穫していいの?」といった悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。今回は、トマトが赤くなる理由とその仕組みについて、家庭菜園初心者の方にもわかりやすくご紹介します。


トマトが赤くなるのは「リコピン」のおかげ

トマトが赤くなるのは、「リコピン」という天然色素が関係しています。

リコピンは、強い抗酸化作用を持つ成分で、健康にも良いと注目されています。実が熟していく過程で、もともと含まれている緑の色素「クロロフィル(葉緑素)」が減少し、代わりにリコピンが増えていくことで、赤くなっていくのです。


トマトが赤くなる条件

トマトが赤く熟していくには、いくつかの条件が整う必要があります。

① 気温が20〜30℃くらい

トマトの熟成には適度な気温が必要です。特に昼夜の寒暖差があると、リコピンの合成が進みやすくなります。

② 日当たりが良い

トマトは太陽の光をたっぷり浴びることで、光合成が進み、実の成長と色づきが良くなります。

③ 実が成熟する時間

花が咲いてから実が大きくなり、赤くなるまでには、品種にもよりますが30〜50日ほどかかります。気長に待ちましょう。


トマトがなかなか赤くならない原因は?

「実は大きくなったのに、なかなか赤くならない!」というときは、次のような原因が考えられます。

  • 日照不足:曇りや雨が続くと、色づきが遅れることがあります。
  • 気温が高すぎる/低すぎる:猛暑や寒すぎる日が続くと、熟成が止まることも。
  • 葉が茂りすぎている:葉が密集していると、日光が実に届かず、赤くなりにくくなります。

トマトは追熟できる?

収穫のタイミングが難しいトマトですが、半分赤くなったくらいで収穫してもOKです。トマトは追熟といって、収穫後も赤くなっていく性質を持っています。

直射日光を避けて風通しのよい場所に置いておけば、数日で真っ赤に熟していきます。家庭菜園では、カラスや虫の被害を防ぐためにも、少し早めに収穫するのもおすすめです。


おわりに|赤くなる過程も楽しもう

トマトが赤くなるには、自然の力と時間が必要です。「まだかな?」と待ちながら観察するのも、家庭菜園の醍醐味ですね。

色づいた真っ赤なトマトは、味も栄養も格別!ぜひ、赤くなる過程も楽しみながら育ててみてください。

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