我が家が利用している貸し農園選びについて書かせて頂きます。貸し農園の利用をご検討されている方の参考になれば幸いです。

私なりに貸し農園選びのポイントを挙げてみました。
1.ランニングコスト
2.アクセス
3.契約更新
1.ランニングコスト
まずは利用料金ですね。これは多くの人とって最重要事項ではないでしょうか。 利用する貸し農園にもよりますが、月額または年額で利用料金が発生します。見落としがちなのが、それ以外に色々と費用が発生するということです。鍬などの農機具は貸し農園に常備されていることが多いですが、肥料や支柱は個人で負担しなければいけません。もちろん野菜の苗もです。通うための手段によっては、交通機関の利用料金がかかるケースもあるかもしれません。利用料金以外にかかるコストについて、主なものをリストアップしてみます。
- 肥料、支柱、防虫ネットなどの資材(野菜の種類によって用意する必要あり)
- 野菜の苗、種
- 移動にかかる費用(自家用車ならガソリン代、バスや電車などの公共交通機関の料金)
- 水やりなどのオプション費用
最近は100円ショップで安く手に入れることが出来ますが、近年の物価高もあり肥料などの資材が一番コストがかかりますね。あと私のように週末ファーマーであれば、平日に水やりに行くのは厳しいです。私の場合は夏場の平日の水やりをオプション契約しています。出勤前に水やりをされている方もおられるようですが、残念ながら通勤ルート上にない為、お願いせざるを得ませんでした。冬場は毎日水やりしなくても大丈夫ですが、夏場はそうはいきませんから・・・。
我が家が借りた4坪区画にかかる費用明細です。
円/月 | 円/年 | |
---|---|---|
区画代金(4坪) | 2,800 | 33,600 |
水やり(オプション) | 800 | 9,600 |
合計 | 3,600 | 43,200 |
まとめますと、毎月3,600円、年換算で43,200円が固定で出ていきます。
※2025年6月現在では8坪区画に拡張しましたので、毎月7,200円、年換算で86,400円の出費
ここに別途苗や肥料などの資材購入代、ガソリン代などがかかってくることになります。
2.アクセス
我が家は幸いにも自宅から車で10分ほどの場所にある農園と出会うことが出来ました。これなら苦なく通えますし、夏場であれば仕事を終えてから足を運んで夜ご飯の野菜を収穫をすることも出来ます。
『暑いから・・・』『寒いから・・・』と行くのを躊躇う場所に借りるのは反対します。野菜は生き物です。ちょっとした手抜きをする(週末ファーマーなら特に)と枯れてしまったり、雑草だらけになり、ますます足が遠のくことになります。実際、こういった放棄された区画をいくつも見てきました。
その反面手塩にかけた野菜たちはとても愛おしく感じるものです。
近くても料金が高いでもダメですし、安くても遠くもダメ。野菜作りはやはりお世話が大事ですので、心身、経済的に負担なく通える距離にある農園を選ぶのを最優先するのがいいと思います。
3.契約更新
あと、重要なポイントをひとつ。
それは契約の更新についてです。私が調べてきた貸し農園の大半は2年契約で満了時に無条件に解約というものでした。つまり、収穫が迫っていても、満了日が来ると立ち退かなければいけないということなんです。片付けも時間がかかるので、契約満了日から2週間くらい前から片付けに入る必要がありそうです。これは勿体ないし、菜園スケジュールへの影響大です。
我が家が契約した貸し農園は、契約更新時に継続の意思を伝えれば同一区画で何度も更新可能。
しかも更新料は無料。こういうところ意外と少ないみたいです。盲点なので要注意です。
参考になりましたら幸いです。