妻が帰宅するなり、『堺東の高島屋(高島屋堺店)が閉店するねんて』と。
まさに寝耳に水とはこのことでキョトンとしてしまった。時間の経過とともに寂しさも募ってきた。
ここ数年は赤字経営だったという。娘がアルバイトでお世話になっていたことがあり、年末の繁忙期でもアルバイト増員しなくて大丈夫と言っていたくらい。
それほど客足も遠のいていたのだろう。南海高野線堺東駅と直結しているものの10分電車に乗れば、難波に出て大阪高島屋にアクセスできる。
建物の老朽化やコンテンツの古臭さも否めない。
個人的には駐車場があるものの走路が狭く、1フロア当たりの台数も少なく、何階もグルグル上昇しないといけないことに不便さを感じていた。
アラフィフの私が小学生の頃、高島屋のある堺東(通称ガシ)には、高島屋、イズミヤ、ニチイ、長崎屋、そして後にはダイエーが進出して栄えていた。
銀座通りと言われた商店街には映画館、ゲームセンター、マクドナルド、子供の私にとってはキラキラした場所だった。
やがてスーパーは撤退し、映画館はシネコンに負け、商店街もシャッターを下ろす店が多くなった。
近年週末にマルシェの開催など、やや元気を取り戻しつつあるが、それでも廃れた感は否めない。
これも時代の流れと言えばそれまでなのだが、寂しい気持ちでいっぱいである。
立地もよく跡には何らかの商業施設が入るのかな?
最近のショッピングモールに比べるとフロア面積が圧倒的に狭いので、そこがネックのような気がする。
とはいえ、思い出いっぱいの堺東エリア、かつての栄華を少しでも取り戻してほしいものです。